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否定ビリーバーの議論例


 
2013年7月目撃

 超心理学を擁護した人物に対して、超心理学をけなす論者から突っ込みが入ったのだが…なんとハイマンとホノートンの共同コミュニケを知らないばかりか、その実在性に奇妙な懐疑的立場を貫いているのが驚きだ。

普通の人がここら辺の話を知らないのは問題ないが、自分からけなす議論をふっかけておいてこの有様というのは信じがたい。

なお、論者はこの業界の人物ではなく、私も知らない人たちなので、名前等は変えてある。
※なお、誤解される方がいるかもしれないのでお断りしておくが、この議論はASIOSを退会した長澤氏のものではない。(この議論は氏のそれよりも、もっと質が悪い)

誤字は原文ママ 太字強調は引者
 
  批判者
 「そういえば貴方、都合悪い実験結果を無視する超心理学を押してましたねぇ。やはり超心理学というものは都合の悪い事は無視やら隠蔽やらしようとするんですねぇ。」

批判された側
  「今時「都合の悪い実験結果を無視する」なんて言ったら否定論者にすら笑われますよ。科学で重要なのは結論ではなく過程です。超心理学では否定的な研究も業績として認められます。海外の超能力否定論者が超心理学の学位も持っていたりするのはそういうことです。 」
 
「そして1986年に前述のホノートンとオレゴン大学のレイ・ハイマン(CSICOPの超心理学小委員会の委員長)が、ガンツフェルト実験についての「共同声明」を発表します。その中でハイマンは、実験方法に不備が無かった事、そして統計的有意性があることを認めたのです。 」

批判者
 「軽く調べてはみましたが、共同声明を出したという内容を見つける事ができたのは、個人ブログでしかも超心理学会の本を宣伝するブログしか見つからないのですが、他にソースがあるなら教えて頂きたい。 」

批判された側
 「ホノートンとハイマンの共同声明について知らないということは、ガンツフェルト実験について全く調べていなかったことを告白するようなものです。他の否定論者さんたちもいしいさんと同類には見られたくないでしょう。恥ずかしい」

 
批判者
 「あなたはこの文献、もしくは個人ページを読んでガンツフェルト実験が正しかった共同声明があった事を確認されたのだと思いますが、その文献もしくは個人ページを教えていただけないでしょうか?」

批判された側
 「そんなの90年代以降に出版された超心理学関連の文献(否定論者の本も含む)には大抵出ていることです。大体ソース示したところでまともに読まない、いや「読めない」のでは意味が無いでしょうに。手っ取り早くこれでもいかが?英wiki」


批判者
 「共同声明は、ガンツフェルト実験の研究を一緒にしますという共同声明であり、ガンツフェルト実験の成果、有効性を示すものではないという認識であってますか?」

批判された側
 「批判者さんの超心理学に関するツイートは、独断と偏見と思い込みと妄想と間違いと付け焼刃の知識でのみ成り立っていると言っても過言ではないです。批判者さんがどれだけ超心理学、そして科学というシステム自体に興味や知識が無いかよく分かりました。」


批判者
 「貴方の言うように結果より過程が重要だというのであればそんなもの理解したくもありません。例えるなら、仕事とは働く事でお金を得る事です。この場合に過程しか見ないのであれば無償で働くという事になります。これは仕事とは言わない。僕は科学についても同様だと考えます。 」

批判された側
 「で、「不正の可能性の少ない」ガンツフェルト実験って、いつ誰がどこに発表した実験なんです? 言っておきますがガンツフェルト実験のメタ分析には失敗に終わった実験のデータも含まれていますからね。それでも平均ヒット率が統計的に有意なので議論になっているんですが。 」

批判者
 「ワイズマンですね。そもそもガンツフェルト実験は有意を示せていませんけど。最初不正があると指摘されつつも不正がないと言い張る。実際のデータを突きつけられたら「自分ルール」を使う。ジャイアン並みの強引さで自分は正しいと言い張る。それじゃ誰も納得しない。

批判された側
 「ワイズマンって、ハートフォードシャー大学のリチャード・ワイズマンですか? ワイズマンがいつどこに発表した実験ですか?どうしてワイズマンの実験に限って他の実験と比べて不正の可能性が低いんでしょうか。批判者さんは共同宣言の内容を未だに理解出来ていないのでは? 」


批判者
 
「ワイズマンと共同宣言は関係ないですよ。送信者が受信者に叫んで答えを教えていたと単純明快のものです。叫ぶのを禁止したら有意な結果が出なくなった。ただそれだけです。こういう不正を過去に行った経歴があるのが超心理学です。詐欺師みたいなもんですわ。
 


 このように、結論はより強固になっている。しかもめちゃくちゃな内容で。

一見、自分が知らないことを調べ、相手に出典を問うなど、まともなやりとりに思う人がいるかもしれない。

しかしながら、それにも限度がある

なにしろ、共同声明は、この話をするなら知っていて当然という大前提である。

たとえば「古典物理学でも運動する物体は時間が遅れる」という話をしていた人に、そんなの信じんとのか?といって、したり顔で批判している論者を想像してほしい。

噛みつかれた側は、古典物理学が量子論以前の物理学を指し、光速度不変の法則と相対性原理に関する議論を紹介してあげた。

ところが、批判者は「ローレンツ変換など聞いたこともない」とか「アインシュタインの論文が時間の相対性を認めているとする根拠となる文献を教えていただきたい」とかいう。

レベルとしてはこれと同じくらいのことが起きている。

しかも、批判者は、関連する文献にあたれば判るような話にも関わらず、ググっておしまいという態度、そしてなぜかワイズマンに話が飛び、自信の不合理な信念を強化して終わるという展開。これぞ否定ビリーバーである。


 
 

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