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超常メモ エイモス・ミラー事件 概論



 UFO史上でも稀有なUFOによる民間人の殺害事件。

 1968年2月2日の早朝、ニュージーランドのオークランドで羊牧場を経営するエイモス・ミラー(39)が、息子のビル(17)と柵の修理をしている際に、空飛ぶ円盤が着陸するのを目撃し、好奇心に駆られた父が円盤に近づくと、怪光線を照射され、頭部が焼け焦げて即死したというもの。

通報を受けた警察は、これを息子ビルの空想と見なし、殺人容疑で逮捕。

ところが、オークランド第一級のジョン・ウィッテイ博士率いるチームが検死にあたると、ミラーの遺体には、他の痕跡がないのに、頭部から皮膚や頭髪だけが失われており、また、骨からはリンの成分が失われていたことが判明した。

その異様さは、ウィッティ博士をして殺害方法の推測すらできないほどだという。さらには、息子ビルが証言した円盤の着陸場所には、重いものが着陸したと思しき痕跡もあり、逮捕から5日後、ビルは釈放された。以降、ビルは、警察の指示で何も語れないという態度に徹し、取材を受けることすら拒否し続けている。

なお、この事件をすっぱ抜いた、カナダの『ミッドナイト』誌によれば、エイモス・ミラーは、危惧されていた2人目の犠牲者である。

『ミッドナイト』は、以前からUFOによる殺人事件を追跡しており、エイモス・ミラーの後も、三人目の犠牲者が出た事件まで報じている。

こうした、一連の事件のなかでエイモス・ミラー事件だけが有名になった背景には、なんといっても、頭部から皮膚がなくなった異様な死体写真である。

 

 特に、日本では1968年に少年誌で紹介されてからというもの、この事件は写真とセットで紹介することが定着し、以降も、たびたびUFO関係の雑誌や書籍などを通じて、写真と共に語り継がれた。そのため、1970年代に多感な年ごろを過ごした人々にとって、エイモス・ミラーの死体写真は恐怖の思い出として記憶に残っている。

一方で、オーストラリア、ニュージーランド、欧米でも、初期にはこの事件が一応の注目を受け、『ミッドナイト』誌の記事について独立した複数の裏付け調査が行われたが、検死したウィッティ博士の存在すら怪しく、まったく裏がとれないことから、事件がタブロイド的捏造であると結論され、早々にUFO事件のリストから外れている。


 この事件は、日本人のUFOファンにとって思い入れが深い事件であり、近年、ネット上で真相についての調査がおこなわれ、どのように虚偽であるのかまで、おおよそ判明した。

その過程は、知的好奇心とネットの成熟によってなされた感動的な代物であり、模範的な事例として、ASIOSの本城magonia00氏、macht氏に、敬意を払いたい。

本件についての調査の過程は次のURLにアクセスされたし。

 ・ASIOSブログ エイモス・ミラー事件の資料メモ
 ・エイモス・ミラー事件を追え!
 

  懐疑論者の祈り  > 超常メモ エイモス・ミラー事件

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