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エリア51の神話
Myth of Area 51
 


 エリア51(Area 51)はものすごく謎だらけで、エイリアンクラフトが墜落した場合に死体が回収されている場所であったり、空飛ぶ円盤をつくっていたり、秘密基地という割りには、もの凄い知名度だったり、非常に面白い場所として有名である。

 実際に、2006年現在、某SNS内で、エリア51が話題になった際の発言を引用してみると、その認知のされ方がわかって面白い。

 ※以下は全て別の人物で、2006年の発言である。
 

  •  エリア51。知名度あるものの、場所は謎に包まれてるじゃん。フィラデルフィアの実験。実はUFOを造りたかった?
     
  •  なんか上司の米人いわくかなりへんなところにエリア51があるらしくなんでそんなとこにあるの?って感じらしい。UFO関連でないとしても絶対後ろめたいことしてるはずだ!といってますた。
     
  •  アメリカのネバダ州ですよねー、スッゴイ砂漠の真ん中以前TVの特番で上空からの画像見ましたが、不思議な作りの基地でした。映画の話じゃないけど、地下でなんかヤッテそう 。
     
  •  しかし陸、空からの進入は完全シャットアウト、衛星もシャットアウト、撮影禁止、地図にも載ってないとなると絶対宇宙人いるでしょ!
     
  •  エリア51は地下が凄いらしいです。だいぶ前にテレビでやってたんですが実際エリア51で働いてた人がインタビューしてて、地下5階には宇宙人が生活してると言ってました。どうなんですかね 。
     
  •  判らない事に対しているいないとか言えませんけど、報道されてる事が事実なら何らかの軍事秘密基地として継続しているってのは確かでしょう。まぁ私が権限ある者だったら、そこに目を向けさせといて他で実験なりなんなりやりますけどね。

 このような感想は、まだまだ出るようである。

 しかし、エリア51については、かなりいろいろなことが判っているのが実情であり、ひとまず、判明している事実について記録しておきたい。

所在地について

 「エリア51はアメリカ合衆国ネバダ州リンカーン郡のおおよそ60 sq. mi. / 155 km²の土地に設置されている。ここは広大な(4687 sq. mi. / 12139 km²)ネリス射撃場 (Nellis Range Complex 略 NRC) の一部である。この地域はグルーム及び Papoose 山脈 (それぞれ北部及び南部) 並びに東の込み合った丘によって形作られた、広く大きいイミグラントバレーが形成されている。この2つの山脈の間にはざっと直径3マイル (5 km) はある乾燥したアルカリ性塩湖 (w:endorheic) 、グルーム乾燥湖 (Groom Dry Lake:北緯37度16分05秒西経115度47分58秒) が広がっている。巨大な空軍基地は1つが湖に突き出るように広がっている、2つのコンクリート製滑走路、及び湖上に4つの未完成滑走路がある、この湖 (北緯37度14分0秒西経115度49分0秒) の南西部角上に設置されている。」
ウィキペディア(Wikipedia)』より

 と、このように、所在地についても大変はっきりと判明している。

 現在も、エリア51に関しては、政府は公認していないし、相変わらず無断で進入すれば射殺される恐れもある。なぜなら、実際に軍事機密に関する新しい航空機のテスト飛行なども行われているのだから当然である。
 ただ、すでに付近までは観光地として有名であり、見学ツアーなどが組まれているのが現状である。さらにはGoogle Earthで、誰でも現地を見ることができるようになってしまい、秘密基地でもなんでもない状況に拍車がかかっている。自称秘密基地という悲しい状況である。

 さて、私は航空史について全くの門外漢であるから、エリア51について記述する知的背景がないことをお断りしておく。ただ、アポロ問題の掲示板を閲覧していたところ、エリア51について、非常に詳しい投稿があったため、ぜひ引用しておきたい。

 
   「エリア51、より正確に言えばグルームレイク(関係者はドリームランド、もしくはジ・ランチと呼称する)で何が行われているかはよく知られており、軍事マニアや軍用機マニアであれば常識中の常識です。何かと言えば、ただ単に「秘匿性が要求される航空機の試験施設」でしかありません。
知らないのは、それらについてちゃんとした資料にあたって調べたことがない人達だけなのです。もっとも、そうした人々の方が圧倒的多数ですが(笑)

グルームレイクがどのような経緯で建設され、どのようなことを行っているかは、市販されているいくつもの航空関連書で解説されています。
以前の書き込みで挙げたベン・リッチ著「Skunk works」では、ロッキード社の設計者としてここに長く出入りしていた著者により、実に詳細な事実が明らかにされています。
昨年末に刊行された「航空ファン別冊 世界の傑作機スペシャル・エディション ロッキードF-117ナイトホーク」にも、この基地で試験中のF-117の写真が掲載されており、中にはポロシャツにサングラスの、いかにもアメリカンな中年の民間人がF-117の整備作業を行っている写真も掲載されていますし、F-117がここでどのようにテストされてきたかが記されています。

現在の航空機は軍が作るのではなく、民間企業が設計・製造するのですから、設計開発・試験に関る基地である以上、軍人だけでなくメーカー技術者など、民間人も多く出入りするのです。
それどころが、この基地はアメリカ政府からのアウトソーシングを数多く受注している有名企業であるEG&G社により維持されており、警備も同社の警備員が行っています。
このEG&G社はアメリカ国内の空港に数多くの保安設備を納入しているので、あちらに旅行されたことがある方ならば一度ぐらいは同社製品のお世話になっていることでしょう。
EG&G社のwebサイトはこちらです。

日本人には信じられないかも知れませんが、アメリカ政府諸官庁や軍は多くの業務を民間企業に委託しており、EG&Gのような会社がいくつも存在します。
空軍でも基地の運営維持や整備などの後方業務の民間委託を積極的に進めていて、グルームレイクのような「秘密基地」でさえその例外ではありません。
先のイラク戦争から現在に至るイラク国内でも、民間の警備会社や運送会社などが後方支援任務を手広く行い、海上の補給艦などの支援艦艇にまで、政府と契約した民間人船員が乗り組んでいます。

また、現在「航空ファン」誌では、浜田一穂氏による「エリア51 ドリームランドの住人たち」という記事が三年にわたって連載されており、ここでもエリア51について極めて詳細な歴史が記述されています。
今時「エリア51では何をやっているかわからない」などと書くのは、こうした本や記事を一度もチェックしたことがないか、UFOビリーバーのように自分の願望を投影するために、あえて現実を無視して、非常に怪しい施設かのように描写する人々です。 」
 

 以上副島系・理科系掲示板 > 過去ログ msg953 菜梨陽介氏の投稿より引用。

 というわけで、エリア51についてことさら陰謀めいた主張を展開するのは、はっきりいて恥ずかしいほどの事態だといえるだろう。
 
 ちなみに、どうしようもない自称否定論者が「エリア51なんて場所はないと思うぞ」などと明言していたケースがあり、それはそれで、そういった否定論者もまた困ったものである。
 


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