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中部大学武田邦彦教授の問題事例の解説

武田教授「原発 緊急情報(10) 政府・マスコミ、ごまかし。危ない?!」の考察
※当該記事は内容が極端に悪く、悪質な書き換えも発覚している。


 本項では、2011年3月11日始まる福島第一原発事故について、中部大学の武田邦彦教授による初期の主張が、当時の状況を踏まえても、専門家としての客観的な分析による「適度な警戒」を提供する内容ではなく、参照すべきではない非合理な危険煽りの陰謀論だということを示す。

とくに、震災から一週間程度の3月17日に書かれた「原発 緊急情報(10)」は武田教授の問題点が凝縮されており、当該記事において武田教授が指摘する「トリック」なるものが、トリックでもなんでもないこと、不誠実な「修正」方法、そこからわかる議論の精度について詳述しよう。

なお、しばしば、「武田先生は一般人にも分かりやすく説明してくれている」という弁護論を展開する者もいるが、少なくとも「原発 緊急情報(10) 政府・マスコミ、ごまかし。危ない?!」で武田教授がやったことは、簡単な計算に余計な項目を混ぜ、複雑そうな計算に見せかることをしているため、そういった弁護論は到底受け入れることができない。

一方で、武田教授の主張に対する批判を見るや、「政府官邸や保安院よりマシだ」「安全を強調している御用学者の方がよっぽど悪い」といった議論も散見される。

なるほど、確かに私も、政府官邸の態度が不誠実であることは、恐らく大抵の人よりも、高い精度で暴いてきたという自負がある。「深刻なほど過小評価しようとしていてたこと」やSPEEDIのコンテンツを見てもらえればわかると思う。が、そのことは武田教授の不誠実さと非合理を肯定する理由にはならない。落ち着いて考えれば、それくらい分かるだろう。

他にも、武田教授のキャリアから、専門家として充分な資質があり、批判者よりも信頼できるという弁護論もお馴染みである。

しかしながら、それでは権威主義の誤った無制限適用になっているし、福島第一原発の放射線リスクを説明するに足る放射線医療や関連分野の複数の専門家が、武田教授の主張を却下している場合は、そちらを採用するのだろうか?そもそも、武田教授を支持する理由は、説明の内容に納得したからではないのだろうか。おかしい擁護論である。

そもそも、武田教授は工学の人であり、別に放射線のリスクの権威ではない。しかしながら本当の問題は、武田教授の非合理な主張の質が、専門家どころか基本的な知識すらないのかというほどズレているため、私たち一般人が、検算や裏取りなどの検証をすることで、内容の杜撰さが確認できてしまうというところにある。

なぜなら、武田教授の主張を評価するにあたって必要なのは、単位についての基礎知識程度なのである。そして、武田教授の主張を検討してわかることは、事態を客観的に評価すべく計算をするなどして、その結果に基づいて結論を出しているのではないということである。

結論ありきで、必要のない計算や基準、設定、状況などを持ち込み、見かけだけの似非議論を展開することで、事態を悪く見せることしかしていないのだから批判されるべきだと思う。

特に酷い例では、武田教授が当該記事を発表した当初、実は東京の放射線量を10倍にしてしまい「危険」を主張していたことがある。これは「書き間違い」ではなく、本当に10倍にして計算していたのだ。

ところが、後になって間違いに気づくやこっそりと数字を1/10に書き換え、あろうことか同じ理屈で何事もなかったように危険を主張しているのである。

福島から200km以上離れた東京の放射線量が、当初の10分の1になったというのに、同じ理屈で危険を主張できるということは、教授の主張が、いかに空疎で無意味なのかを物語っているだろう。

さらに言えば、訂正報告がないあたりも、とても科学者とは思えない。

ついでに指摘しておくと、武田教授は、危険を煽りやすい方向へ単純化しすぎており、たとえば400mSVの被曝で「白血病になる」など、基準値を絶対的な指標としているが、放射線の被曝による人体への影響は、実際のところそんな単純ではない。放射線の身体的影響

また、放射線による健康被害を危惧するには、たとえば500mSVの被曝といっても、数秒で500mSVの被曝をする場合と、1年間のなかで数日おきに被曝しながら累計で500mSV被曝するのとでは、前者の方が深刻なダメージを負うものであり、累積被曝線量から即座にリスクを評価できるものではない。この時点で、武田教授の議論は、本当は論外なのである。


本編

 「原発 緊急情報(10) 政府・マスコミ、ごまかし。危ない?!」から、実際に引用を交えて詳細を検討する。武田教授のブログから引用した部分は、茶色で表記する。

 政府とマスコミがごまかしを始めた。これはどうしてもすぐ多くの人が気がついて理解しておかなければならない。

それは「1時間あたりの放射線」と「そこに住んでいる子供が受ける放射線」の問題だ。実に危険なごまかしを始めた。


放射線の強さを「シーベルト」で示すが、これには「年間にあびるシーベルト」、「1時間あたりのシーベルト」、「白血病になるシーベルト」、「瞬時にあびるシーベルト」と4つある.


この複雑なことを利用して、昨日から政府とマスコミは歩調を合わせてごまかし始めた。子供をもつ親はその責任から、絶対に次のことを理解して欲しい。
(今、私は計算中)

というのが冒頭である。既におかしいところがある。

シーベルトには4種類あり、複雑なことを利用したごまかしがある、と教授は主張する。

たしかに、単位が1年間ごと、1時間ごと、瞬時にあびるシーベルトなどがよく出てくるし、TVの報道などは、単位を理解していないでごちゃまぜにしている場合もある。しかしながら、TVの混乱と同じくらい、武田教授も混乱していると指摘せざるを得ない。

とくに4つのうち「白血病になるシーベルト」というのは、あまりにも妙な分類である。

そんなの四つどころか「1時間でほぼ確実に死ぬシーベルト」など何種類でも増やせるではないか。そもそも「白血病になる」という表現も極めて不適切。白血球の減少が確認される被曝線量という値である。

以上、放射線に関する知識が肩書きからは信じられないほど希薄であること示している。

一応教授の主張を整理すると、報道でよく出る放射線量の単位として・・・

日本語での表現  表記  意味
 1ミリシーベルト  1mSV  時間関係なしの表記
 1ミリシーベルト/1年  1mSV/y  1年間での累積被曝線量が1mSV
 1ミリシーベルト/1時間  1mSV/h  1時間での累積被曝線量が1mSV
 600マイクロシーベルト  600μSV  0.6mSV (レントゲン一回分として登場)
 400ミリシーベルト/1時間  400mSV/h  1時間での累積被曝線量が400mSV

ということだが、要するに1mSVの被曝線量にさらされるまでの時間が、1年か1時間か一瞬かという単位の違いである。これは、報道が時間の単位を明言せずに発表してしまい、数字が大きく見えるときに過剰な不安をあおったり、逆に、軽視させてしまうことはあるだろう。

なお、「私は計算中」とあるが、別に難しい計算が必要な話ではなくこの程度の知識があれば問題のないレベルで、この時点で、武田教授は「何か難しい専門家のようなことをしている」という虚飾としか思えない胡散臭さが漂っているではないか。

続けよう。

「まず、法律で決められた「普通の人は一年に1ミリシーベルトまで(自然放射線を除く)」というのは、「1年間」だ。」

これは、一般人が年間で環境放射線や食事等から受ける1.5mSV(世界平均2..4mSV)の被曝のほかに、余計に浴びてよいとされている放射線量の基準値である。

この基準は、公衆衛生の観点から、特に放射線感受性の高い小グループなどが存在する可能性を織り込むなどして、1/10000のリスクでも高いリスクとして評価するほど、安全な値で設定されている。ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考えを参照されたし。

この年間制限値の1mSVという基準の決め方を知らないと、1mSVを越える被曝は即座に危険である、とでもいわんばかりの教授のミスリードに、恐怖を煽られる可能性がある。そして、ここまでもすでに怪しいことを言い出しているが、話は急におかしくなる。

「政府発表やテレビで報道しているシーベルトは「1時間あたりのシーベルト」だから、1ヶ月少し(42日)住んでいるところの場合、それを1000倍する必要がある。」

唐突に1ヶ月少し(42日)という妙な数字が出てきた。必要がある…ってあんた。

私は、最初にこれを読んだとき、本当に意味不明だったが「それを1000倍する必要がある」ということから推測して1008時間のことだったということが判った。42日×24時間=1008時間

だが、ここでトリックを使っていると非難されるべきはマスコミ側ではなく、武田教授である。

そもそも1000時間という値に必然性がなくマイクロがミリになるためであるに過ぎない。そもそも、政府発表が「1時間毎」を使うなら武田教授も同じ単位を使えばいいだけの話である。

これは、余計な遠回りという以外に表現のしようがない。そして、次はもっと酷い。

「白血病になるシーベルトは約400ミリシーベルトで、これは1時間でも1年でもなく、そのままである。だから1時間400マイクロシーベルトのところに1時間いても大丈夫だが、1ヶ月あまり住んでいると白血病になる.」

レントゲンを受けると「一度に600マイクロシーベルト」の放射線を受けるが、これは瞬時である.

これも回りくどいが、内容の誤りを無視して翻訳だけすると

「一瞬で400mSV被曝すると白血病になる。1時間0.4mSVなら1時間で0.4mSVの被曝だが、そこに1008時間住むと400mSV被曝するから白血病になる。レントゲンは一瞬で0.6mSV」

こういうことでしかない。既にいくつもおかしいが、後述する。先に続きを見よう。

・・・・・・・・・どのぐらいで何が起こるか・・・・・・

4シーベルト       死ぬ
400ミリシーベルト   白血病

1ミリシーベルト(1年) 法律で定められた限界

・・・・・・・・・・・・ 

教授はこう書いているが、これもどうリアクションすれば良いのか…。

一般に、短時間の全身被曝(教授が設定する1000時間ではない)の場合…

 200mSV以下→ 臨床症状が確認されない 
 500mSV → 末梢血中のリンパ球の減少 ※武田氏の白血病SVというのがここ
 1SV → 悪心、嘔吐(10%の人)
 3〜5SV→50%の人が死亡  ※武田氏のいう「死ぬSV」に相当
 7〜10SV→100%の人が死亡

まあ、大目に見て、危ない被曝線量の目安と解釈しろとでもいうのだろうか。ともあれ、以上のような臨床的所見は得られている。

それと、武田教授は「白血病になるシーベルト」というが、相当に誇張した表現である。

ことさら危険を煽りたかったのだろうか。実際は、短時間で被曝した場合に急性症状として白血球の減少が確認される被曝線量が400mSVであって、1000時間かけて被曝して白血病になる、というような数値ではない。相当に誇張した表現である。

教授は自分で、白血病になる400mSVは1時間でも1年間でもないと主張しているのに、なぜか一ヵ月半近くかけて被曝する状態を想定している。

もしかしたら、1年かけて被曝する場合と、1瞬で被曝するのとでは、危険度が全く異なるということを知らないのだろうか?後者の方が遥かに危ない。確定的影響が出やすい。

武田教授は「とにかく、累積で400mSVの被曝をすると白血病になる」とでも思ってるのだろうか?」信じられない。と、いろいろと問題があるが、武田教授のここまでの主張の意味を簡潔に説明しよう。

「福島第一原発の正門前で400μSV/hという発表があったが、もし、その放射線量がずっと続いたと仮定し、そこに1008時間いれば、累積400mSVの被曝線量になるから、それは一瞬で被曝した場合に白血球の減少が確認される放射線量である」

ということを述べているに過ぎない。何の議論にもなっていないのである。

もちろん、ここで教授が出している400μSV/hという値は、そこから退避すべき数値ではあるが、実際のところ、それより遥かに弱い放射線量に下がっている状況ながら、安全を期すために屋内退避の指示が出ているのである。

政府の屋内退避や自主避難の指示は、はっきりいってクズすぎるにせよ、教授の主張も、やたらに危険を煽る意図が見え見えの表現となっており、中部大は看過すべきではないレベルだ。

さて、いよいよ武田教授は、政府やマスコミのトリックとやらを指摘し、危険を煽る。

「1) 福島原発2号炉から放射線が漏れたときに枝野官房長官が発表した数値は1時間に400ミリシーベルト。
(もし、その場所に1ヶ月少し住んだら、400シーベルトになり死亡.その100分の1で死亡するから1日いたら死亡する)」

これまた計算が本当にまわりくどい。

単に400mSV/hの環境に1000時間の1/100ほど滞在すると4SVの放射線量を受けて死ぬぞ、ということを言っているだけなのだ。つまり「そこに10時間いたら死ぬよ」というのと同じこと。

むりやり1000倍して100で割って4SVという武田教授が設定した100%致死量を出す。何がしたいのか。もっとも表現違いは瑣末なこととしても、なぜそれほどの場所に人がずっといることを過程するのだろう。

ついでに指摘すると、うっかり者の武田教授は1000時間の1/100を1日と勘違いしている

余計な1000時間≒42日なんていうことを挟むから、うっかり間違えるのだ。

ともあれ、この放射線量は危ないので、10時間といわず、できればすぐ避難するべき数値である。さらに、こうして要点だけを簡潔に説明していたら、信じる人は少ないはずだと思う。

ごちゃごちゃ不要な計算をするから、マスコミはなんとなく怪しいという根拠の誤った結論にいたってしまうことが正当化できているかのように(読者によっては)思えるだけである。

そして、次の標的は、20キロ地点。これも例によって、似たような主張をする。

「2) 文部科学省が3月16日に発表した福島原発から20キロの地点(福島県浪江町周辺)の放射線は1時間330マイクロシーベルトであった(1時間あたりと思う)。
(そこに1ヶ月少し住んだら330ミリシーベルトになり、白血病になる数値・・・これをテレビでは「安全な放射線」と言っていた。)

文科省が16日に発表した原発から20km地点の放射線量が330μSV/hだったという報道をとりあげている。そもそも330μシーベルト/hを「安全な放射線」と喧伝した報道があるのか、ソースがないのでわからない。これも武田教授の悪い癖である。

もちろん、この330μSV/hは3時間で平時1年分の規制値1mSV/hの被曝に相当するため、軽視すべきではなく、遮蔽物の多い屋内退避が必用な状況だ。

そして、武田教授は330μSV/hが1000時間以上継続した場合、という仮定をしているばかりか、そこで1000時間も屋外で放射線浴する状況をさらに仮定して「危ない」と主張している。

そうした、仮定の仮定がどれほど現実離れした設定か考えればすぐ分かるはずだ。

もし330μSV/hが継続しているなら、当然、避難が必要だが、実際はその後すぐ下がっている。しかし、それからも100μSV/h級で推移していたこともあり、浪江長は退避勧告が出ているのだ。

そして、次はいよいよ3月15日の東京である。

「3) 3月15日頃の東京の高い値は10マイクロシーベルトぐらいだった。
(東京に1ヶ月少し住むと、10ミリシーベルトで、1年間に浴びて良い値の10倍になる。1年ぐらい住むと子供はかなり危険。胃のレントゲンが1回で600マイクロシーベルトだから、1ヶ月で17回のレントゲンを受けることになる。安全とは言えない.)」

実際、福島第一原発の事故による東京での外部被曝を、本気で危ないかのように主張した専門家は、私が知る限り武田教授くらいである。もっとも、武田教授を専門家と呼ぶならばだが。

この日は、福島第一原発3号機の水素爆発の影響によって、東京ですら0.08μSV/hという、平時よりも明らかに高い放射線量が検出され、事態の深刻さを世界に印象付けた日でもあった。

まず、武田教授は、ここで数値を思いっきり間違って計算していた。ところが、誤りに気がついたのは良いが、何の訂正もなしにこっそりと、10μを1μに書き換えているのだ!これは酷い。

そして、武田教授は、これまた、1μSV/hの環境に、1000時間滞在すると、政府が定める年間に浴びて良い放射線量1mSVの10倍にあたる10mSVとなるということを指摘する。

で、ここで唐突に「子供はかなり危険」と主張する。

たしかに妊婦や子供が被曝線量に注意すべき集団であることは確かだが、東京の数値を元に、子供だけがかなり危険になるという説明は、明らかに論拠に乏しい

ここでは、おそら、危ない量であって欲しいのに、危険な理由がみつからず計算すらせずに「放射線感受性の高い子供は危険な被曝線量だろう」とか書いたんじゃないんでしょうか?

武田教授は少なくとも数字に基づいて大人はいいが子供では危険だという議論を展開しているわけではない。大人は安全で子供が危険になるような被曝線量をどの辺なら区別できるという発想で書いたのか、理由は一切ない。

ともあれ、それでは説得力がないということに悩んだのか、放射線量が低下しないという非現実的な仮定で1008時間ほど放射線浴をすると、レントゲン17回に相当するという。この部分も、やはり暗黙の仮定が非現実的なので、レントゲン換算しても無意味だという状況に変化はない。

そして、東京の放射線量はすぐに落ち着いたし、15日からどんどん強くなっているなら話は別だが、実際にそんなことはなく、1年続くという仮定には一切の合理性がない。

で、結論部分では

【政府のトリック】

政府やマスコミは「福島原発から20キロのところの放射線は、330マイクロシーベルトだから、胃のレントゲンの2分の1」という言い方をしている。だから安全という.

しかしそれは「そこに1時間しかいない人」の事であり、住んでいる人ではない。だから、1ヶ月あまり住む人は330ミリシーベルトを浴びることになり、子供も親も白血病になるだろう.

すぐ待避しなければならない。決して「安全な放射線」ではないのだ。

と、おっしゃる。

・・・1000時間ほど330uSV/hの放射線浴したら危ないぞといっているだけ。そうですな。だからどうした。それほどの放射線量がそれほど持続し、しかも国民が浴びる環境が現実的に存在するなら、さっさと退避勧告が出るだろうし、なぜ、無策の放射線浴を前提に危険だのいうのだろう。

 トリックは、政府ではなく、数字に弱い人達に対して教授がやっていることを言うべきだ。

・・・・・・・・・

今、私(武田)は少し動揺している.

もし文部科学省が16日に発表した値が正しく、私の計算があっていれば、政府は直ちに浪江町の人をもっと遠く(風上)に待避させる必要があるからだ。

でも、まったくその気配はない.なぜなのか?

私の計算が間違っているのか? それでは浪江町の少し南の人はどうなのだろうか?たとえばある地点で測定してみるとその3分の1の100マイクロシーベルトのところに住んでいる人は、3ヶ月住むと白血病になる.子供はさらに早いかも知れない。

もう一度、慎重に考えてみる.もしこの計算が本当なら大変だが、どこかに間違いがあることを願う.

原子力の専門の人、チェックしてください。もし、この計算が正しいと大変ですから。間違えていたらすぐ訂正します。でも重要な事ですから。

南無三! 私の勘違いであってくれ!

(平成23年3月17日 午前9時30分 執筆)

こんな、素人でもわかるような程度の単位の統一を遠回りしてやっただけのくせに、もったいぶったことを書いてるのが腹立たしい。

要するに武田教授は、報道や政府発表で登場した放射線量の数字を取り上げ、それがどれほど続くか、どのような行動をするかを一切考慮せず、その放射線量が継続すると暗黙の前提として勝手に決め込み、その仮定が成立した状況のなかで1000時間ほど放射線浴をした場合に、危ない放射線量だ、ということを言っているに過ぎない。意味がない。

そして、高い放射線量が継続しているのに、1000時間も屋外で被曝し続ける状況を想定して、危なくない、などという安全論は、誰も主張していない。危ない地域は避難勧告が出ているわけで、教授の主張は全くでたらめである。以上が要点なのだ。

本当に不快である。この自己欺瞞に酔った不誠実な偽善者は、民主党の議員と同じくらい人の痛みに無頓着で配慮が欠けた人間である。そして、不当な恐怖を煽る武田教授も、それを鵜呑みにする連中も、私は本当に情けないと思う。

世の中には、武田教授の雰囲気だけから、氏を「良心的な科学者」と思い込んでいる人々がいるが、それは本当に止めて欲しい。過去の事例も含めて評価すれば、武田教授が事実に対する誠実さを著しく欠いた、アンフェアな精神性の人物であることは確かであろう。

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