懐疑論者の祈り


海水注入問題資料 報道のみ版

東電・清水社長会見(10完)2011.4.13 17:39

−事故直後の対応、海水注入の判断は社長か
  
→清水社長「技術陣の意見を仰いで、私が指示した」

−1号機では、炉心の溶融から海水注入までの間のどの段階で判断したのか
  →清水社長「いつかは具体的には記憶にないが、技術的見地からの判断に基づいて指示した」

 5月20日15:59 JNN

 「メルトダウンが明らかになった1号機をめぐる新たな事実です。震災が発生した翌日の3月12日の夜、東京電力が海水注入を開始したにもかかわらず、総理官邸の指示により、およそ1時間にわたって注入を中断させられていたことがJNNの取材で明らかになりました。

 「20時20分から、現地では第1号機に海水を注入するという、ある意味、異例ではありますけれども、そういった措置がスタートしております」(菅首相、3月12日)

 1号機の原子炉への海水注入は当初、3月12日の午後8時20分から始まったとされていましたが、実は1時間以上早い午後7時4分に開始されていたことが、今月16日に東電が公開した資料に明記されています。

 真水が底をついたため東電が海水注入に踏み切ったものですが、政府関係者らの話によりますと、東電が海水注入の開始を総理官邸に報告したところ、官邸側は「事前の相談がなかった」と東電の対応を批判。その上で、海水注入を直ちに中止するよう東電に指示し、その結果、午後7時25分、海水注入が中止されました。

 そして、その40分後の午後8時5分に官邸側から海水注入を再開するよう再度連絡があり、午後8時20分に注入が再開されたということです。

 1号機については、燃料がほぼすべて溶け落ちる「完全メルトダウン」という最も深刻な状況であることが明らかになっています。事故の初期段階で、官邸側の指示により55分間にわたって水の注入が中断されたわけですが、専門家は「あの段階では核燃料を冷やし続けるべきで、海水注入を中断すべきではなかった」と指摘します。

 「(Q.淡水がつきれば速やかに海水注入すべき?)原理的にまさにそういうこと。(Q.中断より注入続けたほうがよかった?)そうだと思いますね。特に理由がないのであれば」(東京大学総合研究機構長 寺井隆幸教授)

 JNNでは、政府の原子力災害対策本部に対し、官邸が海水注入の中止を指示した理由などについて文書で質問しましたが、対策本部の広報担当者は「中止の指示について確認ができず、わからない」と口頭で回答を寄せています。」
 

2011年5月20日 21時28分 共同通信

「1号機の海水注入を55分間中断 再臨界恐れ首相指示

  地震翌朝に燃料が溶け落ちるメルトダウンが起きたとみられる福島第1原発1号機で、政府が公表した3月12日の海水注入開始時刻の前に東京電力は注入を開始、政府の指示で55分間注入を停止していたことが20日、分かった。

 海水注入の遅れで被害が拡大したとの批判があり、専門家は「海水注入を続けるべきだった」と指摘している。

 政府の対策本部の資料では、海水注入の開始時刻は3月12日午後8時20分としていた。だが、東電が5月16日に公表した資料では、午後7時4分に海水注水を開始し、同25分に停止、午後8時20分に海水とホウ酸による注水開始、と記載されている。

 政府筋によると、午後7時すぎの海水の注入は現場の判断のみで開始。原子力安全委員会への問い合わせで海水注入で再臨界が起こる恐れがあることが判明したとして、菅直人首相がいったん注水を止めさせたという。その後、問題ないことが分かり、ホウ酸を入れた上での注水が再開された。

 1号機は地震、津波による全電源喪失のため、3月12日朝には燃料の大半が溶け落ちていたとの暫定評価を、東電が公表している。」
 

2011年5月21日08時11分 読売新聞

 「 複数の政府関係者によると、東電から淡水から海水への注入に切り替える方針について事前報告を受けた菅首相は、内閣府の原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長に「海水を注入した場合、再臨界の危険はないか」と質問した。班目氏が「あり得る」と返答したため、首相は同12日午後6時に原子力安全委と経済産業省原子力安全・保安院に対し、海水注入による再臨界の可能性について詳しく検討するよう指示。併せて福島第一原発から半径20キロ・メートルの住民に避難指示を出した。

 首相が海水注入について懸念を表明したことを踏まえ、東電は海水注入から約20分後の午後7時25分にいったん注入を中止。その後、原子力安全委から同40分に「海水注入による再臨界の心配はない」と首相へ報告があったため、首相は同55分に海江田経済産業相に対し海水注入を指示。海江田氏の指示を受けた東電は午後8時20分に注入を再開した。その結果、海水注入は約55分間、中断されたという。」


2011.5.21 00:42 MSN

 「 政府発表では3月12日午後6時、炉心冷却に向け真水に代え海水を注入するとの「首相指示」が出た。だが、政府筋によると原子力安全委員会の班目春樹委員長が首相に海水注入で再臨界が起きる可能性を指摘、いったん指示を見送った。

 ところが、東電は現場の判断で同7時4分に海水注入を始めた。これを聞いた首相が激怒したとの情報が入った。東電側は首相の意向を受けてから判断すべきだとして、同7時25分に海水注入を停止した
。その後海水注入でも再臨界の問題がないことが分かった。同8時20分に再臨界を防ぐホウ酸を混ぜたうえでの注水が再開されたという。

自民党の安倍晋三元首相は20日付のメールマガジンで「『海水注入の指示』は全くのでっち上げ」と指摘。「首相は間違った判断と嘘について国民に謝罪し直ちに辞任すべき」と断じた。これに対し、枝野幸男官房長官は20日夜「安倍氏の発言が偽メール事件にならなければいいが」と牽制(けんせい)。首相周辺も「激怒はしていない。安全を確認しただけだ」と強調した。 」

 05月21日 18:21 FNN

 「  福島第1原発1号機をめぐり、大震災の翌日に東京電力が最初に行った 海水の注入が菅首相の指示で中断されたとされる問題で、政府と東京電力の 統合対策室は、海水注入は東電から官邸に報告されていなかったとして、 「菅首相が注水を中断させた事実はない」との認識を示した。

 午後4時半すぎ、細野首相補佐官は「海水注入の事実そのものをですね、 官邸としては、まったく把握をしておりませんでした」と述べた。

 1号機への海水の注入は、震災翌日の3月12日午後7時4分に開始し、 午後7時25分にいったん停止した。その後、午後8時20分に再開したが、 55分間冷却がストップした状態となった。

 統合対策室によると、午後7時4分の海水注入は、東京電力が試験的に 行ったもので、試験的に海水の注入を開始したことや停止したことは、 官邸には報告されなかったという。

 このため、統合対策室は、海水の試験注入は現場の判断で行われたとして、 菅首相が注水を中断させた事実はないとの認識を示した。

 この問題をめぐっては、自民党の安倍元首相らが、複数の関係者の話として、 「菅首相が『自分は聞いていない』と激怒して、注水を中断させた」と批判している。 」


2011.5.21 00:42 MSN

 「 政府発表では3月12日午後6時、炉心冷却に向け真水に代え海水を注入するとの「首相指示」が出た。だが、政府筋によると原子力安全委員会の班目春樹委員長が首相に海水注入で再臨界が起きる可能性を指摘、いったん指示を見送った。

 ところが、東電は現場の判断で同7時4分に海水注入を始めた。これを聞いた首相が激怒したとの情報が入った。東電側は首相の意向を受けてから判断すべきだとして、同7時25分に海水注入を停止した
。その後海水注入でも再臨界の問題がないことが分かった。同8時20分に再臨界を防ぐホウ酸を混ぜたうえでの注水が再開されたという。

自民党の安倍晋三元首相は20日付のメールマガジンで「『海水注入の指示』は全くのでっち上げ」と指摘。「首相は間違った判断と嘘について国民に謝罪し直ちに辞任すべき」と断じた。これに対し、枝野幸男官房長官は20日夜「安倍氏の発言が偽メール事件にならなければいいが」と牽制(けんせい)。首相周辺も「激怒はしていない。安全を確認しただけだ」と強調した。 」

2011.5.21 22:57 MSN

 「 細野氏は、東電の試験注入について「原子力安全・保安院には口頭で連絡があったが、官邸には
届かなかった。首相が激怒することもない」と首相の関与を否定。過去に公表した政府資料に「午後6時の
首相指示」との記載があることについては「『海江田万里経済産業相が東電に海水注入準備を進めるよう
指示した』と記述するのが正確だった
」と訂正した。 」


JNN(21日23:31)
 「海水注入の事実そのものを官邸としては全く把握をしていなかった。総理も海江田大臣も水を止めるということについては指示をしていない」(細野豪志首相補佐官)

 福島第一原発1号機への海水の注入は、3月12日の午後7時4分から始められ、7時25分に中断。その後、8時20分に再開されました。

 この間の経緯について、原発事故統合本部は、「海水の注入開始自体が官邸には報告されていなかった」として、官邸の指示で止めることは起こり得なかったとの認識を示しました。

 その上で、当時官邸では、原子力安全委員会の斑目委員長から、海水を注入した場合「再臨界の危険性がある」との意見が出され、これを聞いた東電の担当者が本社に伝えたことから注水の停止につながった、と説明しました。

 「少なくとも私の指示で再臨界の危険があるからやめた方がいいという発言は絶対しないと思います。もしそれをしていたら、私がいかに原子力の知識がないかということになってしまう」(班目春樹原子力安全委員長)

しかし、斑目委員長自身は21日夜、JNNの取材に対し、統合本部の説明を真っ向から否定していて、官邸の指示で海水注入を停止したという関係者の話に加え、新たに食い違いが表面化しています。 」

時事通信社 5月23日(月)14時01分配信

  東日本大震災の発生翌日、福島第1原発1号機への海水注入は「再臨界の危険性がある」と班目春樹原子力安全委員長が首相官邸で発言したと政府・東京電力統合対策室が発表した後に訂正した問題で、同委員長は23日、同対策室の21日の記者会見の十数分前に発表文を示され、配布の中止を申し入れたが、「もう配ったから無理だ」と押し切られたことを明らかにした。

 また、同委員会事務局の加藤重治審議官によると、同審議官は会見前の打ち合わせで細野豪志首相補佐官に「違うのではないか」と抗議。同補佐官から「一言一句この通りではないが、その場(官邸)にいた皆が言っていることだ。(当時)あなたはいなかったよね」と言われたという。

 海水注入をめぐっては当初、菅直人首相が再臨界を懸念して中断を指示したと報道されたが、細野補佐官が21日の統合対策室会見で、官邸は当時海水注入開始を知らず、中断は東電の判断だったと否定。班目委員長が「再臨界の危険性」を発言したと発表した。同委員長は22日、海水注入で再臨界の危険性が高まることはあり得ないと細野補佐官に申し入れ、「可能性はゼロではない」と訂正された。

 細野補佐官は23日の統合対策室の記者会見で、班目委員長の発言内容が「訂正で大きく変わったとは認識していない」と述べた。 」


3/12まとめ

14時53分 東電、1号機淡水注入停止

15時36分 1号機水素爆発
       準備していた海水の注水ラインが全て損傷 (東電発表)

〜18時以前、菅首相、東電から海水注入について事前報告受ける(読売)
18時00分 菅首相、淡水を諦め海水を使って注入しろと指示 (政府資料) (5/2海江田国会答弁)
18時00分 菅首相、原子力安全委と経済産・保安院に対し、
       海水注入による再臨界の可能性について詳しく検討するよう指示 (読売)

18時30分 再臨界恐れの指摘により『海水注入は待て』と誰かが東電に指示 (毎日)

19時04分 東電、海水注入開始 (5/16東電公表資料) ※東電本社指示
19時25分 東電、海水注入停止 (5/16東電公表資料)  ※現場吉田所長が独自判断で継続

19時40分 「海水注入による再臨界の心配はない」と原子力安全委が首相へ報告(毎日)
19時55分 1号機の海水注入について内閣総理大臣が指示(過去に何度も報道)
20時05分 海江田も海水注入指示(過去に何度も報道)

20時20分 東電、海水注入開始(過去に何度も報道)

5月2日の予算委員会
東電清水社長、海水注入の指示は12日14時50分前と答弁
海江田、14:53以降、海水注入実施について議論&度重なる指示を出していたと答弁

5月21日
「(19時04分の)海水注入の事実そのものをですね、官邸としては、まったく把握をしておりませんでした